〜はかたのダブルレート勢向けクイズ〜
どうもはかたるびーです( ^ ^ )/
ようやくORASシーズン17を迎えましたね! 自分は受験の檻に囚われし者なのでやはりレートにはあまり潜れそうにないです。なんで受験科目にポケモンがないんですかね? 誰か古典の代わりに入れてください(切実)
というわけで、休憩時間の暇潰しに考えた、主に全国ダブルレートに関連するクイズを出したいと思います! 実戦で役に立つであろう問題を考えましたので、今まで積み重ねてきた自分の知識を確かめるべく、今シーズンにて生かしてくれると嬉しいです。
問題形式は、大問1つにつき1点で、全10問、全て完答問題です。個人的に難易度は高めの問題であると思いますが、よろしければ頑張って解いてみてください!
ちなみに事前にこのクイズを仲良しの、ダブルレート最終1位を経験しているSuica、VGC2016シニア日本代表決定戦2位のゆうだち、自分が尊敬している師匠であるカラメル師匠に解いていただいた結果、
Suica...10問中4問正解
ゆうだち...10問中5問正解
カラメル...10問中5問正解
という結果になりました。全問正解はかなり難しいかもです^ ^
《用意する物》
・紙
・筆記具
《注意》
・先ほど紹介したお三方に、事前に確認してもらったので問題ないと思いますが、問題自体に間違いがある可能性があります。こちらでは一切責任は負えませんのでご了承ください。
・一部、持ち物名などの専門用語を省略した名前が含まれている記述がありますが、個人的にはある程度レートをたしなまれている方であれば通じる範囲であると思っていますので、そこはご了承ください。
・テスト形式で出題していますので、全ての問題を解き終えるまで〔解答.解説〕は見ないでください。
・問題の途中で、Googleなどを利用して答えを調べるなどのカンニング行為は厳禁です。絶対にしないでください。
では、参りま〜す!
【問1】 お互いの初手の選出で写真のような対面になったとする。
この時、相手のポリゴン2の特性「ダウンロード」が発動した場合、どの能力が上昇するか答えよ。 なお、こちら側のメガガルーラとニンフィアは理想個体であり、性格と努力直振りはそれぞれ「意地っ張り H252 A252 B4」「控えめ H252 C252 S4」とする。
【問2】 メガガルーラなどが使用する「おんがえし」を、「やつあたり」にしている人が見かける。これには、実戦においてどのようなメリットがあるか。1番代表的なものを答えよ。
【問3】 次の①〜⑤のポケモンに「けたぐり」を打った時の技の威力をそれぞれ次の語群から選べ。
{ア.60以下 イ.80 ウ.100 エ.120}
【問4】ダブルレートで当たった相手が写真のようなパーティを使用していた。
この場合、相手のサーナイトが覚えている可能性が1番高いと思われる変化技を答えよ。ただし、相手のレートは1800以上であるとし、「まもる」は解答の選択肢に入らないとする。
【問5】 次の①〜⑥のポケモンの中で「ワイドガード」を覚えないポケモンを選べ 。
ただし、答えは1つだけではない可能性もあるとする。
③エルレイド
⑤プテラ
⑥カイリキー
【問6】 次の①〜④のポケモンが初手に同時に場に出た時、特性が先に発動する順番に並べよ。なお、選択肢のポケモンの素早さは全て最速であるとする。
①夢プテラ
②スカーフユキノオー
④スカーフ夢ニョロトノ
【問7】 次の①〜④の持ち物を持ったポケモンが「はたきおとす」を受けた際、持ち物の効果が発動する場合は(ア)、発動しない場合は(イ)とそれぞれ答えよ。ただし、①.②の場面では「はたきおとす」を受けたポケモンは戦闘不能にはならず、④の場面では「はたきおとす」を受けたポケモンは戦闘不能になったとする。
①アッキのみ
②弱点保険
③ナモのみ
☆ナモのみは、効果抜群の悪タイプの攻撃を受けた際にダメージを半減する木の実である
【問8】 ①〜⑤のポケモンに、それぞれに書かれている技が同じターンに選択された場合、技が先に打たれる順番に並べよ。なお、①〜⑤のポケモンは全て最速であるとする。
②夢コジョンドの「フェイント」
【問9】次の①.②の問題の答えに当てはまる技を、それぞれ次の語群ァ~ェから選べ
{語群}
ァ.ねっとう
イ.オーバーヒート
ウ.せいなるほのお
エ.だいもんじ
①こおり状態のポケモンがア~エの技を打った時、そのポケモンのこおりが溶ける技をすべて選べ。
⑵こおり状態のポケモンがア~エの技を打たれた時、そのポケモンのこおりが溶ける技をすべて選べ。
【問10】次の①〜⑤について正しいものを選べ。なお、答えは一つだけではない可能性もあるとする。
①「くさむすび」と「ゆきなだれ」は接触技であり、「ふくろだたき」と「フェイント」は非接触技である。
②「最速ゲッコウガ→最速スカーフバンギラス→最速メガボーマンダ」これは、素早さの実数値が高い順番に並べてある。
④悪天候と焼野原のスリップダメージの量は、1ターンにつき最大HPの1/16である。
⑤レートにて、お互いの残りのポケモンが残った状態で制限時間が経過した。この場合、最初にお互いの勝敗を決める判定は「どちらの残ったポケモンのHPの合計が多いか」である。
☆焼野原とは「ほのおのちかい」と「くさのちかい」によるコンビネーション技によって発生するフィールド状態である。
これで、テストの問題は全て終了です。 お疲れ様でした〜!
問題を解いてみて、手応えはいかがだったでしょうか? 自信のある方も、全然分からなかった方も、次の《解答.解説》をご覧になって、答え合わせをしてください!
《解答.解説》 各問1つにつき1点(全て完答)
【問1】攻撃
〈解説〉 ダブルバトルにおいて、ダウンロードが発動してどの能力が上がるかの判断基準は、「相手2体の防御の合計と特防の合計」です。 前者の方が高ければ特攻、後者の方が高ければ攻撃が上がります。 この問題においてのメガガルーラの防御と特防は、それぞれ 121,120、ニンフィアは 85,150なので、この場合では相手のポリゴン2は攻撃が上がります。
ちなみに意外な事ながら、予め解いていただいたお三方全員この問題は不正解でした。ポリゴン2はレートで見るポケモンなのでこの知識は身につけておいて損はないと思います。
【問2】「へんしん」や「かわりもの」で能力をコピーしてきた相手に「やつあたり」を打たせないため。(似たような答えが書かれていて、頭でちゃんと理解していれば正解です)
〈解説〉「へんしん」や「かわりもの」が発動した際、選択した相手の能力や技がコピーされます。しかし、HPやPPなどと同様に、なつき度もコピーすることはできません。相手のポケモンは相手のトレーナーになついている事がほとんどなので、「へんしん」でコピーした相手が「やつあたり」を打っても威力はほとんど出ないわけです。
ダブルバトルでは、メタモンは殆どみなませんが、「へんしん」を覚えたドーブルに当たる事はたまにあります。 実戦で特にデメリットはないので、育成に手間はかかりますが、基本的には「おんがえし」よりかは「やつあたり」する方が良いでしょう。ただし、自分のパーティに「へんしん」を覚えたドーブルがいる場合は、味方のポケモンに変身する事を考慮して「おんがえし」の方がいいです。
やはり手間が掛かるためか「おんがえし」を採用する方が圧倒的に多いですね。ちなみに自分が別のブログで公開した物理メガボーマンダは「おんがえし」を覚えさせています。面倒くさいんで(直球) ちなみに他のメリットとして、相手の「ふういん」の効果を受けにくいなどもありますが、実戦で役に立つ事はほぼ0に等しいので、その類いの解答は不正解とします。
〔豆知識〕通信交換などによって、なつき度が70になった場合は、なつき度を最大にするよりなつき度を最低にする方が速いです。ですが、これは実戦においてのメリットではないので正解の選択肢に入らないとします。
【問3】 ①ア ②ウ ③ア ④ウ ⑤エ
〈解説〉 どれも「けたぐり」を覚えたメガガルーラなどを使うに当たって知っておくべき知識です。「おんがえし」や「すてみタックル」を覚えているのに、ズルズキンやクチートにドヤ顔で「けたぐり」を打っていた方はすぐに改めましょう。(7,8シーズン前の自分だなんて言えない)
【問4】ふういん
〔解説〕ブログで既に公開された、VGC2015の日本代表決定戦でベスト4の成績を残したバルドルさんの構築と同じ面子なので、知っていた方はすぐに分かったと思います。「ふういん」でパーティ単位でのフェアリータイプの一貫性をカバーしている感じですね。同じような構築はレートでもよく見かけるので、知識として知っておきましょう。
〔豆知識〕 このパーティを知らなかったとしても、フェアリータイプの一貫性と特殊型の多さ、メガサーナイトがぶっ刺さりである事から、推測で判断する事も可能です。このように推測で相手の技を予想する事は実戦において重要です。
例えば、相手のパーティに飛行タイプが一貫していれば、「ファストガード」を持っているポケモンがいる可能性が高い、フェアリーが一貫しているなら「ふういん」以外にも「ワイドガード」を持っているポケモンがいる可能性が高い、などです。実戦で役に立った場面はたくさんありました。また、誰でもやってしまう「あのポケモンファスガ覚えるの忘れてた!」などの事故も減らす事もできます。ですので、このような事を意識して対戦するとプレイングに磨きがかかると思います。
「トリックルーム」との解答で迷った方が多いと思いますが、このパーティにおいてニョロトノの持ち物はこだわりスカーフであることが多く、全体のSが高いため、あまり機能し辛いです。また、相手のトリパ対策とも考えられますが、それはモロバレルである程度見れます。ですので、他の技を入れる方が汎用性が高まると考えられます。本家のバルドルさんのパーティのメガサーナイトも「ふういん」を採用し、「トリックルーム」ではなく「サイコキネシス」を採用していたのも理由となっています。その他、レートでのメガサーナイトの変化技の採用率が、「まもる」を除くと「ふういん」が1番高いのも理由となります。
【問5】④
〔解説〕 答えは1体だけではない可能性もあるとする。(答えは1体だけではないとは言ってない)
ガメノデスが「ワイドガード」を覚えるか否かというのは、正直レートでほぼみないポケモンですし、あまり必要な知識ではありません。ですが、その他のポケモンはレートで稀に見る事はあり、その全員が「ワイドガード」を覚えるので、その他の選択肢をちゃんと理解していれば消去法で答えは出せます。
といっても、稀にしか見ないと言ってバカにしていたら、レート差マッチングで知識不足のためにボコられるという事はあるので、個人的にはこれくらいの知識は欲しいと思っています。覚えて損はないのでしっかり頭に入れておきましょう。
まあ自分の知識不足によって敗北するのが一番覚えが速いんですけどね()自分も2000チャレンジで450下の相手に、ペリッパーが「ワイドガード」を覚える事を知らなかったために負けた事があり、そのため次からは、相手のペリッパーに対してワイドガードの有無の可能性を絶対に忘れる事はありませんでした(迫真)
【問6】①→④→③→②
〔解説〕 プテラの夢特性である「きんちょうかん」は、他の特性より先に発動するため、お互いの特性が「きんちょうかん」でない限りは必ず最初に発動します。よって、素早さ順で言うと④→①→③→② ですが、特性が発動する順番となると答えは①→④→③→②に変わります。
(豆知識〕 メガプテラを使う場合のメガシンカ前の特性は基本的には通常特性の「プレッシャー」の方が良いです。「きんちょうかん」は先ほど説明した通りなので、相手の特性で型の確認をする事ができません。メガシンカすると特性が変わるので「きんちょうかん」もあまり生きません。また、相手の型確認を優先するのであれば、通常のプテラを使う際でも特性を「プレッシャー」にする必要があります。
【問7】①イ ②ア ③ア ④ア
〔解説〕これは 覚えるしかないですよね()。 ややこしいし「アッキのみ」は発動しないのに「弱点保険」は発動するのイミワカンナイ。
【問8】④→①→②→⑤→③
〔解説〕 この問題を解くカギは優先度です。これをしっかりと理解しているかが問われます。
「ファストガード」と「ねこだまし」は優先度+3、「しんそく」と「フェイント」と「このゆびとまれ」は優先度+2なので、前者の技を覚えたポケモンが先に選ばれます。後はそれぞれ素早さの種族値順に並べれば解けます。
ですが、夢ニャオニクス♂の特性は「いたずらごころ」ですので、技の優先度が元よりさらに+1されます。よって、①より④の方が順番が先に来るわけです。
【問9】⑴ ア.ウ ⑵ ア.イ.ウ.エ
〔解説〕 この問題はかなり難しかったと思います。実際事前に解いていただいたお三方も全員不正解でしたね。
こおり状態のポケモンが技を打った際こおりが確定で溶ける技は、
「かえんぐるま」
「ねっとう」
「クロスフレイム」
「せいなるほのお」
「フレアドライブ」
この5つです。また、こおり状態のポケモンが技を打たれた際に溶ける技は、
・ほのおタイプの技(「おにび」を除く)
「ねっとう」
「なげつける」(ラムのみ、ナナシのみ)
です。実戦で役に立つにあろう知識ですので是非覚えてください。
天候がひでりの時はこおり状態になりません。
ちなみに自分は「オーバーヒート」を打ったポケモンのこおりは溶けると思っていました。VGC2014の決勝戦で、セジュン選手の凍ったファイアローが「オーバーヒート」を打った時に1ターン目で溶けたのを見た際に勘違いしてしまったのが原因ですね() 同じ境遇の方いませんでした...?(泣)
〔豆知識〕 このシステムを利用して、例えば凍った味方に「ねっとう」を打って、こおりを溶かすというようなプレイングが可能になります。このように味方に技を打つべき場面は意外とあるものです。 例えば、相手が「まもる」を打つ事を読んで味方に「グロウパンチ」を打つ。トリル下で先に動くためや、「ほろびのうた」を受けた味方のポケモンが、非トリル下でターンの最後に倒れるようにするために、味方に「電磁波」を打つ。特性「かげふみ」から逃れるために、味方に「とんぼがえり」を打つなどがあります。この類いの戦術は身につけておくべきだと思います。
【問10】①
〔解説〕 答えは一つだけではない可能性もあるとする。(答えが一つだけではないとは言ってない)
「イ」→最速スカーフバンギラスより最速メガボーマンダの方が素早さの実数値が高いので間違い。
「ウ」→どちらも70族で、素早さの種族値は同じなので間違い。この2体の素早さの実数値はS調整などでよく使われて有名なので、準速で122、最速で134というのは覚えて損はないと思います。
「エ」→焼野原でのスリップダメージの量は1/8なので間違い。リザバナの誓いパはレートで見ますので、技の威力と同時に覚えておきましょう。
「オ」→選択肢においての場面で次にお互いの勝敗を決める判定は、正しくは「残ったポケモンの数」ですので間違い。
この問題も【問5】の問題形式と似ており、選択肢「ア」の知識は正直レートにおいてそこまで必要な知識ではありません。(勿論知っておいて損はないです) ですが、残りの選択肢が全て正しい答えではないため、その他の選択肢をちゃんと理解していれば、「ア」の正誤が分からなくても、消去法で答えが「ア」だけだと分かるはずです。
以上です! いかがでしたか〜? 結構いやらしい問題や答えが多かったとおもいますが...w、意外と実戦で使える内容なのに知らない知識はあるものなのです。もし全問正解だった方は拍手喝采だと思います! この問題で初めて知った知識などはしっかりと頭の中に入れておきましょう!
ちなみに「知識がないとレートで絶対に結果を残せない」と言う事はありません。これは、自分がxyでダブルレート2100の結果を出した時の知識レベルなんですが...
・相手2体への全体攻撃技が、相手が1体しかいない場合はシングルダメージになる。
・「フリーフォール」は「このゆびとまれ」や「いかりのこな」の影響を受けない。
この程度の知識さえもありませんでした... (ヒードランやニンフィアで全体攻撃技を連打してた上、「いかりのこな」を覚えたモロバレルを採用していたのにです...) ましてやこのブログで出した問題のレベルの知識なんて殆ど知らなかったと思いますし、素早さ関係の知識もかなり他の方々と比べて劣っていたと思います。 それでもレート2100を載せれたので「知識がないとレートで絶対に結果を残せない」という事はないのです。
ですが、もちろん知識があるおかげで勝ちを拾えるような試合はあるはずですし、あるに越した事は絶対にありません。1戦でも多く勝ち数を稼ぐためにも、知識やルール、戦術はしっかりと身につけておきましょう!
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました! このブログが皆さんの参考になれば幸いです。
また、この記事を載せた自分のツイートのリプに、下に貼ってあるツイートと同じ、このテストでの点数に関するアンケートがあります。良ければお答えしてくださると嬉しいです!自分で作ったクイズの結果は結構気になりますので...w
今回のブログでのクイズを解いてくださった方で、このアンケートの選択肢にある点数を取った方は、その点数の所に投票してくださると嬉しいです
— はかたるびー (@hakatapoke) 2016年7月19日
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では! 迎えたシーズン17に向けて、みなさん頑張ってください!!!